就職支援バス

朝のワイドショウで、石川とか富山とかその辺の北陸地方だったと思うけれど、地元での就職先がないために東京まで面接や説明会を受けに行かなければならず、毎回の上京費用がバカにならないので、大学から就職支援バスと称した無料の夜行バスが運行されている、という特集が組まれていた。
でもやっぱり上京したからと言って、そう簡単には決まらず苦労をしているらしい。


まあ、そりゃそうだろうよ、と思いながらパンを噛りつつ見ていた。
その特集の中で、「就職活動を通して思うこと」みたいなことを書いてもらうシーンがあって、そこには「今まで考えたこともなかったけど、親ってすごい」とか、先の見えない現状を嘆いていたりとか、居酒屋でクダ巻いてるリーマンがカッコよく見えるとか書いてあって、そういう時期は誰もが同じようなことを思うのだなぁと軽く昔を懐かしんでみたのだけど、僕には今も昔も居酒屋でグチグチ言ってるリーマンはカッコ悪く写るのは何故だろうと思った。
それはきっと、カッコよく見えると書いた彼は就職とかサラリーマンとかそういうことに、憧れという羨望とか希望みたいなものが見えてるからで、僕にとってイコールではないということなんだろうけど、それは僕がバリバリ働きたくないという思いを反映してる部分も少なからずあるが、きっと最も大きいのはスーツを着崩して酒臭い息とともに会社やそれにまつわることに対する不平不満を面と向かっては言えないものだから居酒屋で陰口のように言っているのが、非常にぶざまでカッコ悪いのだ。
それに酒の席だから〜みたいな、ナァナァな空気や無礼講は、まるで言い訳でしかないと感じる。


かと言って、ネクタイをきちんと締めてお行儀よく酒を飲め!とは言わないけど。